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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「都心より地元でしょ」

「都心より地元でしょ」

最近の日経新聞で時々

学生や若い家族の地元志向が強くなっているという内容の記事を目にします。

例えば、「都会へ進学、考えない」 です。

「2013年の大学進学者の48.7%は地元大学への進学を希望。

09年の調査結果に比べると、地元志向の割合は9.7ポイント上昇した。

「知り合いがいない東京や関西への進学は考えられなかった。

親の金銭的な負担もあるし、何よりいざというときに頼れる人がいない不安は大きい」

「管理教育が主流だったころの地元は窮屈な場所。

若者は自由を求めて都会に出た。今は逆。

収入はそこそこでも仲間が多く、居心地もいい地元のほうが

むしろ自由と考えている」

もう一つの記事は、「都心より地元でしょ」 です。

「若い家族『そこそこ』で幸せ。」

「大阪のベッドタウン、千里ニュータウンからバスでさらに20~30分。

築35年の団地に今、若い家族が続々と移り住んでいる。

会社員のAさんは長女の誕生を機に学生時代5年間を過ごした箕面市に戻った。

『子育て環境を優先した』というAさん。

妻も『服はもっぱらユニクロ。都心での買い物には興味がない』。

「若い世代ほど安定した日常生活を伴う幸福を求める」

「都会や流行への関心が薄く、地元志向を強める若い世代を

博報堂若者研究所の原田氏は『マイルドヤンキー』と名付けた。

低成長時代がもたらした幸福感が人口減少で先細る地方を支える。」

私も最後は地元で暮らそうと希望しているので

こんな記事に思わず目が留まります。

自分の両親や先祖も東京生まれの東京育ちであれば

ずっと東京にいるでしょう。

しかし、私の場合は自分の世代で東京一世です。

大学まで九州にいて

社会人になって初めて東京に出てきました。

要するに根っからの田舎者です。

元々は東京に出稼ぎに来たようなものです。

だから、九州に帰ると本当にリラックスしますし

心身ともにリフレッシュします。

私の子供は東京二世と言うか

前妻の両親が既に東京に出てきていたので

東京三世です。

しかし、九州を自分の故郷のように感じているようで

やたら九州に行きたがります。

何やらとても落ち着くようです。

私は九州で22年、東京で間もなく31年になるので

すっかり東京にも慣れて好きな都会です。

しかし、田舎には全く違う良さがあるのを

若い頃からずっと感じています。

九州も福岡市(博多)一極集中が加速して

他の地方都市はさびれる一方ですが

さびれていく様にある種の風情も感じます。

多くの地元の人は不景気と高齢化で大変でしょうが

そんな中で地元に残る若者が増えているのは

悪い傾向とは思いません。

「これからはグローバル人材でなければ駄目だ!!」

と言われる都会のビジネスパーソンの反対側に

全く異なる志向を持った若者がいるのも

「人生いろいろ 若者もいろいろ」 でいいのではないでしょうか?

是非、地方を活性化させてほしいと思います。

「アナタの主人公は

 アナタなんだよなあ」               みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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