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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「面接対策はどこまでやるべきか?」

「面接対策はどこまでやるべきか?」

どうしても質問されてもない事をしゃべって不合格になる人がいます。

大変もったいないです。

面接に送り出す時には

多くの場合、下記のようなアドバイスをしています。

「面接官の質問には簡潔に結論から答えてください。

更にその理由を聞かれたら

1つ目は●●、二つ目は●●と整理して答えてください。」

「では例題です。

具体的にこんな質問をされたらどうしますか?

簡潔にわかりやすく答えてください。」

このようなレッスンも必要に応じて行います。

仮にクライアントの面接官がキャッチャーで

面接に行ったキャンディデートがピッチャーだとしましょう。

キャッチャーはストレートのサインを出して

ピッチャーもサインにうなづいているのに

実際に投げる球は変化球で

ワイルドピッチになり不合格になってしまうケースが多いのです。

やっぱり、キャッチャーがストレートを要求してきたら

ちゃんとストレートを投げていただきたいです。

そうすれば自ずと良い結果が出るはずです。

私たち人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は

キャンディデートと面談する際に

「この人にはどの程度の面接対策をやればいいか?」

と考えています。

面談の際

言葉のキャッチボールがうまく行く人には

面接対策にパワーをかける必要がありません。

事前確認程度で十分です。

面談でのコミュニケーションが円滑な人は

面接でもうまく行きます。

実際、昨日面接に行かれたAさんは心配ないと思ったので

面接対策と言うようなものではなく

事前確認程度で済ませました。

やはり、面接結果は双方好感触という大変良いカタチで進むことになりました。

上記のような結果から

面接対策のやり過ぎは良くないと最近特に考えるようになりました。

どうしても変化球を投げたいピッチャーに対して

無理やりストレートを要求しても

得意な決め球は変化球なのですから仕方ないです。

それなのにストレートを強制するのは

クライアントにもキャンディデートにも良くない結果になるでしょう。

クライアントはストレート主体の本格派投手を求めているのに

キャンディデートは軟投型変化球投手なのですから

仮に内定し入社しても

「こんなはずじゃなかった」

とミスマッチになってしまい短期間で退職するリスクが高いと思います。

従って、面接対策をやるべきなのは

少しの補正で速いストレートを投げられるような人です。

ベタベタにオシロイを塗らなくても

少しのお化粧で美しくなる人です。

10人のキャンディデート全員を

何とか決めようとして

面接対策をやり過ぎるのはやめます。

誰にもその人なりに落ち着く場所があるはずです。

「いまここに

だれとも

くらべない

はだかのにんげん

わたしが

います」                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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