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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「決めつける面談と決めつけない面談」

「決めつける面談と決めつけない面談」

昨年面談させていただいたAさんから再度ご連絡いただき

先日久しぶりにお会いしました。

Aさんは大手人材紹介会社の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)として

第一線でご活躍されています。

前回は転職を前提とした相談でしたが

すぐには転職しないことになり

今回はAさんが現在置かれている職場環境をどのように改善すればいいか?

という相談でした。

前回のような元気がなく悩んでいる様子がわかりましたので

真剣に話を伺いました。

いろいろ話している内に突然Aさんが言いました。

Aさん:「私、最近面談のやり方を変えました。」

私:「どうしてですか?」

Aさん:「昨年、武谷(たけや)さんに相談した時に

     自分のやり方と全然違うと思ったんです。」

私:「どの辺が違いますか?」

Aさん:「私の場合は登録者が今後目指すべき方向を定めて

     『こうだからこの会社に応募してください』 とはっきり言っていました。」

私:「なるほど。」

Aさん:「でも、武谷(たけや)さんの場合は、答が見つかるまで泳がせると言うか

     答を言わず右に振ったり左に振ったりしながら

     一緒に答を探している伴走者ように感じました。」

私:「へー、そうですか?

   あまりそんな意識はないですけど。

   いつも先入観もシナリオもなくやってますが。」

Aさん:「私は自分の面談はなんて直線的でつまらないものだろうと思って

     それ以後やり方を変えたんです。」

私:「えー、そこまでしなくても。

   面談も色々なやり方があっていいと思いますよ。

   私も若い頃は強くはっきり 『こうした方がいい』 と言っていたと思います。

   強く背中を押さないと自分では決められない人もいますしね。

   ましてAさんは組織人で月間目標やQ目標がありますから

   月末までにはクロージングしなければいけないでしょう?

   私は個人でやっているから、年間目標もQ目標も月間目標もありません。

   その違いはとても大きいと思いますよ。

   月末だからクロージングしなければいけないというプレッシャーはありません。」

Aさん:「はい。

     でも、しばらく試行錯誤してみます。」

どのような面談が良いかというのは

登録者によっても違うと思います。

本当は登録者のタイプによって

こちらがやり方を柔軟に変えられたらいいですが

そんなに簡単じゃないですね。

ただ、あちらも人間、こちらも人間なので

やはり相性は大切です。

20代のAさんの面談と

50代の私の面談が違っても

それは当然だと思います。

画一的でない所がこの仕事のおもしろさだと感じています。

求人企業も人材も

その間で仲介する私たちも

全てが唯一無二の存在です。

定型的なものは何もありません。

そこがこの仕事のおもしろさだと思います。

機会創造産業です。

決して 「出会い系」 ではありませんので誤解されないようにお願いします。

「生きていて

よかった

生かされてきて

よかった

あなたに

めぐり

逢えたから」                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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