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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「医者のケガを心配する」

「医者のケガを心配する」

 

 

 

昨日、初めて病院を2軒はしごしました。

 

 

 

1軒目は外科、2軒目は耳鼻科です。

 

 

 

最近1か月ほど 「ひざ関節」 と 「のど」 の痛みに悩まされています。

 

 

 

こんなに長引くのは初めてです。

 

 

 

病院嫌いの私も 「このままでは年が越せない」 と病院に行きました。

 

 

 

結局、両方とも大したことはなかったのですが、

 

 

 

1軒目の外科のお医者さんがとてもおもしろかったので、その事を書きます。

 

 

 

まず、ビルの2Fの受付に入ると誰も患者がいませんでした。

 

 

 

私:「うーん、これはやばい病院かな?」

 

 

 

受付のおばちゃん:「はーい、なんですか?」

 

 

 

私:「はじめてなんですが。」

 

 

 

受付のおばちゃん:「保険証出してください。」

 

 

 

:「活気はないし何やら暗くて薄汚いし、こりゃ選択ミスかな?」

 

 

 

そう思って待っていると、二人の患者さんが入ってきました。

 

 

 

一人は常連らしきおやじさん、もう一人は私と同じ初診のOLさんでした。

 

 

 

私も少しだけ安心しました。

 

 

 

受付のおばちゃん:「武谷(たけや)さん、どうぞ。」

 

 

 

私:「はい!! 

 

   先生は奥にいるのかな? やっぱりいた。 

 

   すごいおじいさんだ!!」

 

 

 

先生:「はい、どうしましたか? 座って座って。荷物はそこのカゴに。」

 

 

 

:「人柄は良さそうだな。 

 

   こんにちは!! 宜しくお願い致します!!」

 

 

 

先生:「どうしたの?」

 

 

 

私:「はい、右ひざが痛くて困っています。

 

   歩いたり走ったりできますが、寝た体勢から起き上がる時や

 

   逆に起きた体勢から寝る時、

 

   特に深く曲げると痛みます。」

 

 

 

先生:「なんだって?」

 

 

 

私:「いや、だから先生、あのですね・・・・・。

 

   補聴器を付けている。

 

   耳が遠いんだな。」

 

 

 

先生:「なんだって?」

 

 

 

:「いや、だから先生、あのですね・・・・・。」

 

 

 

先生:「そうか、ちょっとズボンをまくりあげて。

 

    うーん、水は溜まってないね。

 

    とりあえずレントゲン撮ろうか?」

 

 

 

私:「はい、宜しくお願い致します。」

 

 

 

先生:「じゃあ、上の階に上がるからね。」

 

 

 

私:「レントゲンは上の階にあるのか?

 

   あー、先生、足を引きずってる!!

 

   先生、大丈夫ですか?」

 

 

 

先生:「ありがとう。

 

    今日、自宅で捻挫したんだよ。」

 

 

 

私:「先生、大丈夫ですか!!」

 

 

 

先生:「うん、さっき薬を飲んだから大丈夫。

 

    動かなければ痛くないよ。」

 

 

 

私:「先生、私ごときのために動いていただかなくても?」

 

 

 

先生:「うん、大丈夫、大丈夫。

 

    今日も息子か家内に車で迎えに来てもらうから。」

 

 

 

:「えー!! 私より先生の方が重傷じゃないですか?」

 

 

 

先生:「うん、大丈夫。

 

    とにかくその上に座ってくれる?」

 

 

 

私:「先生、何ですか? この古いレントゲンマシーンは!!」

 

 

 

というような流れで、こんなの見たことがないような古いレントゲンマシーン

 

右ひざを2枚撮っていただきました。

 

 

 

先生:「君、すごい立派な骨だね。

 

    こんなの久しぶりに見たよ。

 

    最近はこんな立派な骨を持っている人は少ないよ。

 

    何かスポーツやってたの?」

 

 

 

私:「くわがた獲り毎日3回、陸上、サッカー、秋田犬の散歩、ぐらいです。」

 

 

 

先生:「今度来たら写真を見せてあげるけど立派な骨だよ。

 

    全然問題ないよ。

 

    筋を痛めているだけだから、ちょっと薬を出しておくよ。」

 

 

 

私:「本当ですか?

 

   だって、軟骨と軟骨がこすれている感じなんですよ。」

 

 

 

先生:「なんだって?」

 

 

 

:「いやだから、骨と骨がこすれている感じなんです!!」

 

 

 

先生:「そりゃ50歳にもなれば色々あるよ。」

 

 

 

:「えー!! 先生・・・。」

 

 

 

こんな感じで笑ってしまいました。

 

 

 

OLさんが不安そうな顔で診察室に入っていきました。

 

 

 

通勤途中、自転車でこけて、太ももを打撲したとの事です。

 

 

 

会話が全て丸聞こえなのです。

 

 

 

でも、私は何やら平和な気持ちになり、

 

 

 

「この先生に身をゆだねよう!!」

 

 

 

と思った次第です。

 

 

 

ではこの続きは明日。

 

 

 

「途中にいるから中ぶらりん 

 

底まで落ちて地に足が着けば

 

ほんとうに落ち着く」              みつを

 

 

 

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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