ホーム > 社長ブログ > 大学生も相談に来ます。

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

大学生も相談に来ます。

「大学生も相談に来ます。」
 
最近、就職活動中の大学生も相談にお越しになります。
 
「ブログを見ました。」 とか、「友達に聞きました。」 とか言って、
 
「今後の人材ビジネスはどうなるんでしょうか?」 
「私はやって行けるでしょうか?」 
 
なんて質問されます。
 
しかし、大学生は真っ白な経歴なので、採用するのも相談に乗るのも難しいですね。
 
ポテンシャルのかたまりですからね。
 
社会人の場合は、前職での実績や転職理由などを丹念に聞いていくと、
 
どんな方向で進めばよいのか? だいたい見当がつきますが、大学生は難しいです。
 
みんな、やる気はあるように見えるし、ピントハズレな受け答えをしない限りは、
 
能力もありそうな気がします。
 
そうなると、普通の話をしてもわからないですね。
 
子供の頃までさかのぼり、様々な現実に直面した時に、何を根拠にどんな判断をして
 
これまで生きてきたか?
 
自分の進む道を自分で決めて、それに自分で責任を負ってきたか?
 
家族構成、親との関係、兄弟との関係、友人の数や関係の深さ、部活動や趣味、
 
一番達成感を味わった事、一番挫折感を覚えた事など、社会人より深く聞かないとわからない。
 
いや、聞いてもわからない時も多いですね。
 
わからないので、結局は好き嫌いで採用している会社が多いようですね。
 
会社によって好みのカラーがあるでしょう?
 
でも、素質があっても入社後の教育やマネジメントが悪ければ、折角の素材を腐らせてしまう。
 
だから、一人の面接官だけで判断するのは危険ですね。
 
自分の部下として見ると違うけど、他のマネージャーだったら大丈夫かも? と考えると
 
活かせる人材もいると思います。
 
私の新卒同期は300人いましたが、結局、「入社して働いてみないと人はわからん。」
 
というのが率直な感想です。
 
内定者時代、ひときわ目立っていたヤツでも入社後パッとしないのも多いし、
 
その逆も少なくない。
 
仕事は瞬発力だけじゃなく、持久力も必要なので、その辺まで100%見極めるのは
 
面接の達人でも無理でしょう。
 
私も上司から、「お前は採用ミスだ!!」 と言われていました。
 
とにかく、大学生に言えるとすれば、
 
「最後は自分で決めろ。そして決めた事は全て自分の責任だと思え!!」
 
それだけです。
 
話は聞きますが、最終的な意思決定に関与するつもりはありません。
 
「いいことは おかげさま
わるいことは 身から出たさび」   みつを
 
合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ