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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「予測した辞退」

「予測した辞退」
 
朝一から、内定辞退連絡の電話をいただいた。
 
この1~2週間ぐらい、随分情勢は厳しいと思っていた。
 
クライアントの社長もベストを尽くしていただき、私も自分がやれる事は全てやった。
 
このように事前に予測される内定辞退は、あまり引きずることはない。
 
クライアントの社長には大変申し訳ないが、個人的にはスッキリする。
 
多分、社長もスッキリされていることを願う。
 
キャンディデートの方も、 「申し訳ないなー、どのように断ろうかなー」 という曇った気持ちが
 
心を決めて断った瞬間に晴れると思うので良いことだ。
 
クライアントの社長も私も、 「多分駄目だろうなー」 と思いながらも、最後まで少しは
 
期待感があるので、これも精神衛生上よろしくない。
 
従って、当り前の話だが、悪い話は早くはっきりさせた方が、みんなのためだ。
 
昔から、売れないコンサルタントほど決まらないヨミを引きずる傾向があるのは周知の事実だ。
 
毎週の営業会議で、
 
「お前、今週もその案件をヨミに挙げるのかよ?
もういい加減はっきりさせろよ。どうせ決まんないんだろう?」
 
と、マネージャーはじめ、みんなに詰められてしまう。
 
大した努力もしないで決まる案件もあるが、決まらない案件は何をやっても決まらない。
 
これを 「ご縁が無い」 と言う。
 
ご縁が無いものを無理に結びつけるのは、みんなの不幸につながる。
 
ご縁の無いものは、さっさと割り切って次の案件に集中することが大切だ。
 
この仕事は一喜一憂したら負けだ。
何があっても前向きに淡々とコツコツやるコンサルタントが勝つのだ。
 
私が昔からメンバーによく言ってきた言葉がある。
 
「予測した辞退はよい。しかし、予測しなかった辞退は許さない。」
 
「いまから ここから」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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