「エンゲージメントが高い働き方は?」
先日
大手人材紹介社X社様の部長さんと
ご求人の打合せをさせていただき
その会話の中で
部長が話されていた内容です。
私:「部長、最近の業績はいかがでしょうか?」
部長:「私の部は何とか達成していますが、全社的には厳しいですね」
私:「へー、他部門の業績が厳しいんですか?」
部長:「厳しい部門が多いですね」
私:「なぜ、他部門の業績が厳しいんでしょうか?」
部長:「特に業績が厳しい部門の特徴として、出社頻度が少なすぎると感じています」
私:「少なすぎると言うのは、具体的にどれぐらいですか?」
部長:「週1日とか、人によってはゼロもあるかと思います」
私:「それは、ほとんどフルリモートに近いですね? ところで、部長の部門の出社状況は?」
部長:「うちは、週2~3日出社です。当然、出社以外の日はリモートワークも認めています」
私:「週2~3日出社されている効果は感じますか?」
部長:「それは、お互い顔を合わせると、コミュニケーションの量と質が上がりますよ!」
私:「それが高業績に結び付いていますか?」
部長:「だって、業績が悪い部門ほど、出社していませんからね」
私:「やっぱり、対面コミュニケーションは重要ですか?」
部長:「重要です! ただ、毎日出社ではなく、リモートワークとのバランスが大切です」
私:「週2~3日出社が丁度いいですか?」
部長:「はい。先日、社員のエンゲージメント測定をしたのですが、如実に結果が出ました」
私:「週2~3日出社が丁度いいと?」
部長:「その通りです。既に、色々な調査機関が結果を発表している通りでした」
私:「なるほど。さすが部長、いつも絶妙のバランスですね」
部長との会話の後
私なりに調べてみました。
*下記、Google検索より。
(従業員エンゲージメント)
従業員エンゲージメントは、従業員が会社を信頼し、
自社の成長に貢献したいという意欲を持つ状態を指します。
人事のプロを支援するHRプロによると、従業員エンゲージメントが高いと、
従業員のモチベーションや生産性が向上し、
離職率の低下にもつながると言われています。
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*下記、株式会社ビジネスリサーチラボ様のレポートを参照。
(リモートワークの長所)
・自分のペースで集中して自律的に仕事に取り組めるため
ワークライフバランス、満足度、パフォーマンス、ストレスなどに好影響。
(リモートワークの課題)
・周囲とのコミュニケーションの質と量が低下するため
エンゲージメント、満足度、定着、パフォーマンス、メンタル面などに悪影響。
従って
自律性を下げるような監視は禁物だが
放置すると孤立につながるので、それも問題。
特に、リモートワークの悪影響を抑制することは重要ではないか。
(例)
・コミュニケーションツールの活用支援
・社員との面談や、会議の短時間・高頻度での実施
・孤立している従業員の発見とフォローなど。
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社員の方々
個々人のスキルや価値観
居住環境や家庭環境にもよりますが
出社とリモートワークとの長所と短所
そのバランスを考慮して
マネジメントする事が大切ですね。
「柔軟心
やわらかいあたま
やわらかいこころ
わか竹のような」 みつを
合掌。
(本日の1枚:なんくるないさー)