「人材コンサルタントは生き残れるでしょうか?」
先日
大手人材紹介会社のトップコンサルタントAさんと
ご相談させていただきました。
Aさんは
まだ30代前半で
業績トップのプレイングマネージャーなのですが
「私は、人材コンサルタントとして生き残れるでしょうか?」
という、強い危機感を持っていました。
AIの進歩や
ダイレクトリクルーティングの躍進
競合他社の急増
日本の人口減少など
様々な環境要因を見渡しますと
Aさんのように
若くて優秀な人材コンサルタントほど
焦るのは当り前で
健全な悩みだと言えるでしょう。
Aさん:「私は、人材コンサルタントとして生き残れるでしょうか?」
私:「そんな事は誰にもわかりません。ただ、生き残れるように大局を見る事ですね」
Aさん:「大局を見るとは?」
私:「Aさんは人生において、これから全てAIの指示通りに生きていきますか?」
Aさん:「AIは参考にはすると思いますが、信頼できる人にも相談すると思います」
私:「AIの指示通りに生きるのであれば、もはや人間と言うよりロボットそのものですね」
Aさん:「ロボットにはなりたくないです。あくまで感情を持った人間ですから」
私:「AIを参考にしながらも、最後は人間的な感性や好みを含めて判断するわけですよね?」
Aさん:「多分、そうすると思います」
私:「それであれば 『人間的な感性や好み』 という点に生き残る道があるかもしれませんね」
Aさん:「 『人間的な感性や好み』 だけで生き残れますか?」
私:「だから、AIを活用しながらも 『人間的な感性や好み』 をミックスする事になります」
Aさん:「デジタルとアナログのミックスですか?」
私:「そうです。AIが一番強いのに、大いに盛り上がっているプロ将棋の世界を見てください」
Aさん:「AIの強さを認めた上で、人間同士が闘う厳しさや感情の機微も味わってますね?」
私:「一つの成功例だと思います。藤井名人は数億円稼ぎ、プロ棋士になりたい子供も増えています」
片方が勝つと
もう片方は負けて
無くなってしまう。
そのように考える方も
少なくないでしょうが
「どのように共存するか?」
という前向きな思考に切り替えると
明るい未来が
見えてくるかもしれません。
(本日の1枚:子牛とバッタリ)
「セトモノとセトモノと
ぶつかりッこすると
すぐこわれちゃう
どっちかやわらかければ
だいじょうぶ
やわらかいこころを
持ちましょう」 みつを
合掌。