「60歳社長、人材紹介コンサルタントの悩み」
先日
旧知の仲の
人材紹介コンサルタントAさんと
久しぶりに話しました。
Aさんは
独立起業されて
一人で事業を営まれています。
Aさん:「武谷さん、最近悩んでいる事があって、相談したいと思って連絡しました」
私:「どんな事で悩んでいるんですか?」
Aさん:「ずっと外部の人材DBに頼って来たのですが、最近、返信率が非常に低いですね」
私:「どんなDBを使っているんですか?」
Aさん:「ビズリーチとかミドルの転職です」
私:「それは厳しいでしょうね。ところで、求人案件はどのように獲得しているんですか?」
Aさん:「昔から知っている社長さんとか、コネクションが多いですね」
私:「社長さんとのパイプがあるのであれば、独占求人も獲得できるでしょう?」
Aさん:「いやー、最近は競合も多くて、独占求人はなかなか獲得できません」
私:「他のエージェントにも依頼されている求人でスカウトメールを打っても厳しいですね」
Aさん:「はい、それに加えて、年配で引退する社長さんが増えているんです」
私:「それは更に厳しいですね」
Aさん:「どうしたらいいですかね? 業界や職種に特化もしていませんし」
私:「Aさん、もう手遅れですよ(笑)」
Aさん:「そんな死刑宣告しないでくださいよ(笑)」
私:「ジタバタしないで、ゆっくりフェードアウトしたらどうですか?」
Aさん:「ちょっと待ってくださいよ(笑)。今からでも何かに特化した方がいいですかね?」
私:「Aさん、ニッチの中の更にニッチ市場を狙ってください。例えば、55歳以上の案件とか?」
Aさん:「55歳以上に特化して業績が上がりますかね?」
私:「上がりますよ。60歳以上でも何とかなります。例えば、60代×バックオフィス とか?」
Aさん:「本当ですか?」
私:「FEE(成功報酬)は20%でいいじゃないですか?」
Aさん:「たった20%?」
私:「60代のバックオフィスと言えばAさん、というブランドをつくればいいんです」
Aさん:「いい加減なアドバイスだなー(笑)。 でも、レッドオーシャンでは生き残れないという事ですね」
私:「そうです。どうせ手遅れなんだから、開き直って、超ニッチ市場を開拓してください」
Aさん:「どうせ手遅れって、ひどいなー(笑)。でも、何か新しい市場を探してみます!」
あまり考えずに
成り行き任せで仕事をしていると
いつか必ずレッドオーシャンになって
埋没してしまいます。
50代になっても
60代になっても
同じ場所に安住せず
新手を打ち続けないと
業績は上がらなくなります。
Aさん
まだまだ元気なんですから
知恵と勇気を絞って
新たなチャレンジを
期待しています。
(本日の1枚:飛行機から見た富士山)
「いまから
ここから」 みつを
合掌。