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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「60歳社長、人材紹介コンサルタントの悩み」

「60歳社長、人材紹介コンサルタントの悩み」

先日

旧知の仲の

人材紹介コンサルタントAさんと

久しぶりに話しました。

Aさんは

独立起業されて

一人で事業を営まれています。

Aさん:「武谷さん、最近悩んでいる事があって、相談したいと思って連絡しました」

私:「どんな事で悩んでいるんですか?」

Aさん:「ずっと外部の人材DBに頼って来たのですが、最近、返信率が非常に低いですね」

私:「どんなDBを使っているんですか?」

Aさん:「ビズリーチとかミドルの転職です」

私:「それは厳しいでしょうね。ところで、求人案件はどのように獲得しているんですか?」

Aさん:「昔から知っている社長さんとか、コネクションが多いですね」

私:「社長さんとのパイプがあるのであれば、独占求人も獲得できるでしょう?」

Aさん:「いやー、最近は競合も多くて、独占求人はなかなか獲得できません」

私:「他のエージェントにも依頼されている求人でスカウトメールを打っても厳しいですね」

Aさん:「はい、それに加えて、年配で引退する社長さんが増えているんです」

私:「それは更に厳しいですね」

Aさん:「どうしたらいいですかね? 業界や職種に特化もしていませんし」

私:「Aさん、もう手遅れですよ(笑)」

Aさん:「そんな死刑宣告しないでくださいよ(笑)」

私:「ジタバタしないで、ゆっくりフェードアウトしたらどうですか?」

Aさん:「ちょっと待ってくださいよ(笑)。今からでも何かに特化した方がいいですかね?」

私:「Aさん、ニッチの中の更にニッチ市場を狙ってください。例えば、55歳以上の案件とか?」

Aさん:「55歳以上に特化して業績が上がりますかね?」

私:「上がりますよ。60歳以上でも何とかなります。例えば、60代×バックオフィス とか?」

Aさん:「本当ですか?」

私:「FEE(成功報酬)は20%でいいじゃないですか?」

Aさん:「たった20%?」

私:「60代のバックオフィスと言えばAさん、というブランドをつくればいいんです」

Aさん:「いい加減なアドバイスだなー(笑)。 でも、レッドオーシャンでは生き残れないという事ですね」

私:「そうです。どうせ手遅れなんだから、開き直って、超ニッチ市場を開拓してください」

Aさん:「どうせ手遅れって、ひどいなー(笑)。でも、何か新しい市場を探してみます!」

あまり考えずに

成り行き任せで仕事をしていると

いつか必ずレッドオーシャンになって

埋没してしまいます。

50代になっても

60代になっても

同じ場所に安住せず

新手を打ち続けないと

業績は上がらなくなります。

Aさん

まだまだ元気なんですから

知恵と勇気を絞って

新たなチャレンジを

期待しています。

(本日の1枚:飛行機から見た富士山)

「いまから

ここから」                                                みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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